金平牛蒡(読み)キンピラゴボウ

デジタル大辞泉 「金平牛蒡」の意味・読み・例文・類語

きんぴら‐ごぼう〔‐ゴバウ〕【金平×蒡】

ゴボウささがき、またはせん切りにして油でいため、砂糖・醤油で味をつけ、唐辛子とうがらし辛味をきかせた料理

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金平牛蒡」の意味・読み・例文・類語

きんぴら‐ごぼう ‥ゴバウ【金平牛蒡】

〘名〙 料理の一種。ゴボウを細くきざんで油でいため、砂糖、しょうゆ、酒などを入れていりつけ、唐辛子で辛味をきかしたもの。この料理のゴボウが堅くてからいことを、金平浄瑠璃主人公坂田金平の強さになぞらえて名づけたもの。きんぴら。
洒落本傾城買四十八手(1790)やすひ手「金平(キンヒラ)ごぼうも久しいもんだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「金平牛蒡」の解説

きんぴらごぼう【金平牛蒡】

せん切り、またはささがきにしたごぼうを油で炒め、砂糖・しょうゆ・とうがらしなどで調味した料理。◇ごぼうの強い歯ごたえととうがらしの辛みを、金平浄瑠璃の主人公・坂田金平(さかたのきんぴら)の強くて勇ましい姿になぞらえ、この名があるとされる。「きんぴら」と略す。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android