金杉(読み)かなすぎ

精選版 日本国語大辞典 「金杉」の意味・読み・例文・類語

かなすぎ【金杉】

  1. 東京都港区芝一・二丁目付近の旧称江戸時代漁村として知られた。金曾木(かなそぎ)。芝金杉。かねすぎ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「金杉」の解説

金杉
かなすぎ

小石川台の南端にあたる。中世には白鳥池(現飯田橋交差点付近にあった水面)に面した崖の連なる地形であった。江戸周辺には当地のほか芝の金杉、下谷の金杉と金杉の地名は三ヵ所あり、正和元年(一三一二)将軍家鶴岡八幡宮に寄進した「武蔵国金曾木彦三郎重定」の所領(鎌倉国宝館鶴岡八幡宮文書)、あるいは応永二七年(一四二〇)五月九日の江戸名字書立(米良文書)にみえる江戸一族の「かねすきとの」が当地に該当するかどうかは不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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