日本歴史地名大系 「金松寺」の解説 金松寺きんしようじ 長野県:南安曇郡梓川村大久保村金松寺[現在地名]梓川村大字梓 大久保金松寺山の東麓尾入沢(おいりざわ)入りに立地。山号、万年山。本尊聖観音菩薩。総持寺直末。享保九年(一七二四)の「寺記」に、往古は真言宗、夢窓国師が臨済宗に改宗、明応元年(一四九二)曹洞宗に改宗。開山学叟和尚、弘治二年(一五五六)武田晴信再興とある。前立本尊聖観音菩薩像は鎌倉末期作である。当寺の真言宗時代の仏像であろう。曹洞宗に改宗する以前は臨済宗であったことが知られる。当寺の開山学叟は、山辺広沢(こうたく)寺二世天寅梵清の弟子で、越前慈眼(じげん)寺住職、伊那澄心(ちようしん)寺の開山である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by