金為替本位制(読み)きんかわせほんいせい

百科事典マイペディア 「金為替本位制」の意味・わかりやすい解説

金為替本位制【きんかわせほんいせい】

国内では金貨を流通させず,また金地金との兌換(だかん)にも応ぜず,対外支払の要求に対しては,他の金本位国の通貨一定為替相場で売買する制度。国内通貨は間接的に金に結びつけられるので,金本位制度一種とされる。19世紀末にインド等で採用,第1次大戦後には先進諸国も採用した。
→関連項目金核本位制金貨本位制金地金本位制度

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む