金町小かぶ(読み)かなまちこかぶ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「金町小かぶ」の解説

金町小かぶ[根菜・土物類]
かなまちこかぶ

関東地方東京都地域ブランド
葛飾区で生産されている。金町小かぶは、それまで栽培されていた品種を、4月に早どりできるように改良したもの。冬も温暖で、地域土壌が栽培に適していたことに加え、栽培にあたって防寒工夫などがなされて育った。現在、金町こかぶの改良品が全国に広まって栽培されている。煮くずれせず甘みがあり、舌触りもなめらかであるため、漬物以外にもみそ汁酢漬けなどに使用される。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「金町小かぶ」の解説

金町小かぶ

東京都で生産されるカブ。極早生の小カブで、明治末期に東京の金町(現在の葛飾区東金町)で改良・育成された種とされる。煮物、漬物などにして食する。江戸東京野菜普及推進連絡協議会により「江戸東京野菜」に認定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android