日本歴史地名大系 「金町村」の解説
金町村
かなまちむら
- 東京都:葛飾区
- 金町村
正中二年(一三二五)九月七日の関東下知状(三浦和田文書)に「下総国金町郷」とみえ、和田茂長の女子平氏と姉平氏が亡母の遺領である当地などをめぐり相論をしたが、和与をしたため幕府がこれを認めている。亡母とは葛西新左衛門入道経蓮清経の女のことで、遺領のうちに「金町郷田壱町内田弐段」とある。応永五年(一三九八)八月日の葛西御厨田数注文写(鏑矢記)には「金町 十一町七段半 公田一町七反小」とみえ、
金町村
かねまちむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報