金精神(読み)コンセイジン

デジタル大辞泉 「金精神」の意味・読み・例文・類語

こんせい‐じん【金精神/金勢神】

金属・石・木などで男根にかたどったものや、それに形の似た自然石神体として祭った神。

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精選版 日本国語大辞典 「金精神」の意味・読み・例文・類語

こんせい‐じん【金精神・金勢神】

  1. 〘 名詞 〙 性崇拝の一種。男根に似た自然石や、金・石・木製陽物を神体としてまつった神。男女縁結び出産婦人病などに効験があるとされる。全国各地に分布し、特に明治初期、東京色町などで、その信仰が大流行した。金精大明神
    1. [初出の実例]「傾城は金勢神へ御酒徳利」(出典:雑俳・柳多留‐一一五(1831))

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