金輸出解禁(読み)キンユシュツカイキン

デジタル大辞泉 「金輸出解禁」の意味・読み・例文・類語

きんゆしゅつ‐かいきん【金輸出解禁】

金解禁きんかいきん

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精選版 日本国語大辞典 「金輸出解禁」の意味・読み・例文・類語

きんゆしゅつ‐かいきん【金輸出解禁】

  1. 〘 名詞 〙 金貨幣、または金地金輸出禁止を解除すること。日本では昭和五年(一九三〇)一月一一日施行したものをさす。金解禁。〔尖端語百科辞典(1931)〕

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旺文社日本史事典 三訂版 「金輸出解禁」の解説

金輸出解禁
きんゆしゅつかいきん

金本位制の基本である金貨地金の輸出禁止を解除すること。歴史的には1930年浜口雄幸 (おさち) 内閣解禁をさす
略称「金解禁」。第一次世界大戦中の1917年,欧米列国にならい金輸出を禁止した日本は,大戦後列国の解禁後も,戦後恐慌・震災恐慌・シベリア出兵戦費などで経済不安定のため禁止を続けた。しかし金融恐慌('27)ののち,大資本・銀行側の要求もあり,年々強まる輸出不振を脱し為替相場を安定させるため,浜口内閣は'30年1月,金輸出解禁を断行し,日本経済の回復に直結させようとしたが,すでに前年10月から世界大恐慌の嵐にみまわれており効果なく,'31年末には犬養毅内閣が再禁止した。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「金輸出解禁」の解説

金輸出解禁
きんゆしゅつかいきん

金解禁(きんかいきん)

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