釣鐘葛(読み)つりがねかずら

精選版 日本国語大辞典 「釣鐘葛」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐かずら‥かづら【釣鐘葛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ノウゼンカズラ科の登攀性常緑木本植物。北アメリカ原産で、観賞用に栽培される。高さ一五メートルにもなる。葉は対生し、三出複葉であるが、二小葉は柄をもち長さ約一五センチメートルの卵形または長楕円形で先が尖り、頂小葉は巻ひげとなり、その吸盤で他の木によじ登る。夏、葉腋に外部が橙紅色、内部が淡色で長さ約五センチメートルの鐘状漏斗形の花が咲く。果実は扁平で幅約二センチメートル、長さ約一五センチメートル。
  3. 植物「はんしょうづる(半鐘蔓)」の異名
    1. [初出の実例]「ツリガネカヅラ はんしゃうづる」(出典:物品識名(1809))
  4. 植物「つるにんじん(蔓人参)」の異名。
    1. [初出の実例]「羊乳〈略〉和名つるにんじん、〈略〉江戸方言つりがねかつら」(出典:物類品隲(1763)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む