半鐘蔓（読み）ハンショウヅル

デジタル大辞泉

はんしょう‐づる【半鐘^×蔓】

キンポウゲ科の落葉性で木質の蔓つる植物。山地に生える。葉は3枚の小葉からなる複葉で、対生。初夏、紅紫色の釣鐘形の花を下向きに開く。実に白い毛がある。つりがねかずら。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はんしょう‐づる【半鐘蔓】

1. 〘 名詞 〙 キンポウゲ科のつる性多年草。本州、四国、九州の山地にはえる。茎は暗紫色で木質化している。葉は対生し複葉で三小葉からなり長柄をもつ。小葉は卵形ないし楕円形で縁に粗い鋸歯がある。初夏、葉腋から長い花柄を出し、藍紫色で釣鐘状の花を下向きにつける。萼片は四個で大きく、長楕円形。花弁はない。果実は狭卵形で宿存(しゅくぞん)した長い花柱が白色の羽毛状になって一本ずつつく。《 季語・夏 》 〔物品識名（1809）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

半鐘蔓 (ハンショウズル)

学名：Clematis japonica
植物。キンポウゲ科の落葉木質つる植物,園芸植物

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」