デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「釼阿」の解説 釼阿 けんな 1261-1338 鎌倉-南北朝時代の僧。弘長(こうちょう)元年生まれ。武蔵(むさし)金沢(神奈川県)称名(しょうみょう)寺の審海に師事し,延慶(えんきょう)元年その跡をつぐ。醍醐(だいご)流,勧修寺(かじゅうじ)流などの法流を相伝し,同寺の真言密教を大成した。金沢貞顕(かねざわ-さだあき)の助けをえて,七堂伽藍(がらん)の整備につとめた。吉田兼好と交流があった。暦応(りゃくおう)元=延元3年11月16日死去。78歳。号は明忍房。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例