鈔関(読み)しょうかん(その他表記)chao-guan; ch`ao-kuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鈔関」の意味・わかりやすい解説

鈔関
しょうかん
chao-guan; ch`ao-kuan

中国,明の内地関税の徴収機関。宣徳4 (1429) 年に創設され,内河航行の船舶から船料 (船税) を徴収した。当時の通貨である鈔 (紙幣) の流通をはかるため,船料を鈔で徴収したので鈔関と称したが,明の後期に鈔が暴落すると銀で徴収するようになり,中央政府の重要な財源となった。鈔関は船料の徴収をたてまえとしたが,臨清杭州の2関は商税 (物品税) をも合せて徴収した。清代の常関はこの鈔関を起源とする。

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普及版 字通 「鈔関」の読み・字形・画数・意味

【鈔関】しようかん

税関

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