20世紀日本人名事典 「鈴木その子」の解説
鈴木 その子
スズキ ソノコ
昭和・平成期の美容研究家,料理研究家 トキノ名誉会長。
- 生年
- 昭和7(1932)年1月20日
- 没年
- 平成12(2000)年12月5日
- 出生地
- 東京都目黒区
- 本名
- 鈴木 荘能子
- 学歴〔年〕
- 学習院女子短期大学家庭生活科食品化学専攻〔昭和28年〕卒
- 経歴
- 昭和41年料理研究会を作る。肥満と成人病にならない料理を研究し、“やせたい人は食べなさい”をうたい文句に食べてやせる“鈴木式健康法”を確立。拒食症で息子を亡くしたことをきっかけに51年トキノ食養会を設立し、拒食病やダイエットに悩む人のために健康食品の開発・販売に乗り出す。57年野菜菓子で製法特許を取得。58年無添加食品や化粧品などを販売するトキノを設立、実業家としても手腕を発揮。55年の「やせたい人は食べなさい」、平成4年の「奇跡のダイエット」などの著書はベストセラーとなり、“鈴木式ダイエット”は一世を風靡した。拒食症の子を守る会会長として拒食症の人の食生活も指導した。また、10年テレビのバラエティ番組「未来ナース」で美白メークを提唱、“白肌の女王”として大人気となり、美白ブームの火付け役となった。11年には後楽園ゆうえんちのポスターキャラクターに起用され、週刊誌「SPA!」では水着姿を披露、テレビドラマ「ヤマダ一家の辛抱」にレギュラー出演するなど自らが広告塔となって活躍。ファッション分野にも進出し、独自のブランド“SONOKO”を確立、12年10月パリ春夏コレクションでデザイナーデビューを果たすが、12月急死した。他の著書に「新やせたい人は食べなさい」「男のスーパーダイエット」「過食・拒食からの脱出」「鈴木その子の幸せをつくる生き方」「白肌は絶対おトクよ!」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報