精選版 日本国語大辞典 「鉛色」の意味・読み・例文・類語 なまり‐いろ【鉛色】 〘 名詞 〙 鉛の色に似た、淡いねずみ色。[初出の実例]「鉛色の、靄の薄らいだ空へ」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「鉛色」の解説 なまりいろ【鉛色】 色名の一つ。JISの色彩規格では「青みの灰色」としている。一般に、金属の鉛のような青みを帯びた灰色のこと。磨かれて光沢のある色ではなく、空気中にさらされていたような鈍い色をさす。鉛そのものは古くから顔料の素材として用いられてきたが、その場合は白や赤など多彩な色がある。鉛色は鉛の表面をイメージした色。色名として登場するのは近代とされる。憂鬱な気分になる曇天の空を表すときに「鉛色の空」ということがある。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報