鉾持村(読み)ほこじむら

日本歴史地名大系 「鉾持村」の解説

鉾持村
ほこじむら

[現在地名]高遠町大字西高遠にしたかとお

高遠城の北西にあたり、東は猪鹿沢いろくざわを境に的場まとば村、西は鉾持桟道をもって芦沢あしざわ(現伊那市)に接し、北は山峰はるか黒沢くろさわ村に接し、南は東西に町方十町の城下町と境が入り組んでいる。

山室やまむろ遠照おんしよう寺釈迦堂の文亀二年(一五〇二)造立の木造多宝塔の心柱の墨書銘に「于時大工鉾持住人池上左衛門大夫政清生年七十六才(嫡)子若狭守貞政生年四十八才、次男四郎右衛門貞吉、三男膳次郎内政生年二十六才」とある。また永正八年(一五一一)三月二六日の諏訪満継書状案(鉾持神社文書)に「鉾(持)禰宜の事、所役者何事も如前可指(置)也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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