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銃剣道

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

銃剣道

銃の先に短剣を装着して戦った近世以降の白兵戦から生まれた武道。明治期に伝来した西洋式銃剣術や、日本古来の槍術(そうじゅつ)の要素を受け継ぐ。試合では166センチの木銃(もくじゅう)で胸、のど、肩などを突き合う。

(2014-01-22 朝日新聞 朝刊 兵庫全県 2地方)

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅうけんどう【銃剣道】

銃の先に小さい剣を装着して戦う戦闘技法の訓練から発達した武道の一種。西洋の戦場において鉄砲歩兵の使用武器となってから,接近戦のために鉄砲の先に小さい剣を着けるようになった。それによる刺突の闘技が発達して,訓練が盛んに行われた。日本でも幕末洋式調練が行われるようになり,銃の扱いとともに銃剣術も西欧指導者から学んだ。日本独自の銃剣の術が考案されるのは,1873年陸軍戸山学校が創設され,その翌年フランス式銃剣術が採用されてからである。

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知恵蔵miniの解説

銃剣道

相対する2人が防具を着装し、「木銃」と呼ばれる銃をかたどった木製の棒で突き合って勝敗を争う競技。有効な攻撃は突き技のみで、対戦相手の喉、左胸(上胴・下胴)、左小手、左肩のいずれかを突いて一本を狙う。木銃のサイズは中学生以上では長さ1.66メートル以上、重さ1.1キログラム以上と決められており、銃の先には突き技の衝撃を緩和するゴムが取り付けられている。明治初期にフランスから伝わった西洋式銃剣術に日本の槍術を取り入れて発展させたもので、第2次世界大戦前は旧日本軍の戦闘訓練に用いられた。戦後、1956年に全日本銃剣道連盟が結成されて以降はスポーツとして再出発し、80年に国民体育大会の正式競技となった。しかし、軍事教練のイメージが根強いことなどから一般への普及が進まず、2015年に22年度までの隔年競技への移行が決定した。17年には中学校の新学習指導要領(21年実施)の保健体育の武道に選択制種目として加えられ、波紋を呼んだ。

(2017-4-4)

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