普及版 字通 「銓(漢字)」の読み・字形・画数・意味
銓
14画
[字訓] はかり・えらぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(全)(ぜん)。は金属を一定の型に鋳こんだもので、金はそのに金属塊をそえた形。〔説文〕十四上に「(はかり)なり」(段注本)とあり、はかりに用いる称量、すなわち分銅をいう。そのさおを衡、重量をはかることを銓衡、審査選択を加えることを銓考・銓択、官位の次序などを定めることを銓次という。
[訓義]
1. はかり、はかりの分銅。
2. はかる、はかりえらぶ。
3. たいら、たいらか。
4. かんな。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕銓 ハカリ・ハカル・サトル・カラハカリ・アキラカニ・アラハナリ 〔字鏡集〕銓 アラハナリ・ソナフ・サトル・ハカル・ハカリ・ナラフ・アキラカニ・エラブ
[熟語]
銓引▶・銓疑▶・銓考▶・銓校▶・銓衡▶・銓材▶・銓次▶・銓授▶・銓叙▶・銓序▶・銓選▶・銓綜▶・銓総▶・銓汰▶・銓度▶・銓廷▶・銓判▶・銓品▶・銓別▶・銓▶・銓補▶・銓量▶・銓録▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報