銓衡(読み)せんこう

精選版 日本国語大辞典 「銓衡」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう‥カウ【銓衡・選考】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「銓衡」は「はかりざお」の意 ) はかりしらべること。当否適不適能力有無などをしらべること。人物才能を審査すること。詮擬。
    1. [初出の実例]「銓衡人物。〈謂。詮衡者。詮量也。衡平也。人物者。猶人也。言司選之於才能。猶銓衡之於錙銖。故諭言也〉」(出典令義解(718)考課)
    2. 「簡易裁判所判事選考委員会の選考を経て、簡易裁判所判事に任命されることができる」(出典:裁判所法(1947)四五条)
    3. 「銓衡(センコウ)基準が主として成績つまり平均点であるのはおかしい」(出典:夢の浮橋(1970)〈倉橋由美子風花)
    4. [その他の文献]〔陸機‐文賦〕

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普及版 字通 「銓衡」の読み・字形・画数・意味

【銓衡】せんこう(かう)

はかる。また、人をえらぶ。梁・任尚書(雲)の為に、吏部封侯を譲る第一表〕夫(そ)れ銓衡の重きは、(もろもろ)の替(りゆうたい)(盛衰)に關す。く惟(おも)へば則ち哲のみ。(尭)に在りてもしとす。

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