コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

錦琵琶 にしきびわ

2件 の用語解説(錦琵琶の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

錦琵琶
にしきびわ

琵琶楽の流派名。薩摩琵琶の一種。薩摩琵琶から出た錦心流から昭和初期に独立して,水藤錦穣が創始した。楽器は5弦5 (じゅう) 。薩摩琵琶の正派と錦心流では歌うときは伴奏をしないが,錦琵琶には歌いながら伴奏する部分もある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

錦琵琶
にしきびわ

昭和初期に薩摩(さつま)琵琶から分派した琵琶楽の流派、およびその楽器。創始者は錦心流の榎本芝水(えのもとしすい)の門から出た水藤錦穣(すいとうきんじょう)(1911―73)である。彼女は薩摩琵琶の楽器をつくりかえて五弦五柱(四弦のものもある)とし、柱間隔にもくふうを凝らした。音楽的には筑前(ちくぜん)琵琶との共通点が多く、歌の切れ目だけでなく歌とともに弾奏する。さらに長唄(ながうた)などの三味線音楽の影響をも受け、古来の薩摩琵琶と比べて華々しい都会的な独自の芸風を確立した。[シルヴァン・ギニアール]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の錦琵琶の言及

【琵琶】より

…これに手を加え繊細な節回しの様式が20世紀初頭永田錦心によって確立され錦心流と称したので,従来のものは正派と呼ぶようになった。さらに新しく錦心流の中から水藤錦穣(すいとうきんじよう)が錦(にしき)琵琶を,鶴田錦史(1911‐95)が鶴田派の新様式をつくり出した。(4)筑前琵琶 琵琶歌のもう一つの系統筑前琵琶はもと筑前盲僧の橘旭翁らにより薩摩琵琶や三味線音楽にならって明治期に確立され,女性的な優雅さをたたえた音楽として全国的に流行した。…

※「錦琵琶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

錦琵琶の関連キーワード錦心流薩摩琵琶筑前琵琶平家琵琶妙寿琵琶歌琵琶の琴平豊彦徳田善兵衛錦心流薩摩琵琶

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone