錦秋湖(読み)キンシュウコ

デジタル大辞泉 「錦秋湖」の意味・読み・例文・類語

きんしゅう‐こ〔キンシウ‐〕【錦秋湖】

岩手県南西部にある人造湖北上川支流和賀川上流に造られた多目的ダム湯田ゆだダム)のダム湖

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「錦秋湖」の意味・わかりやすい解説

錦秋湖
きんしゅうこ

岩手県西部、和賀(わが)郡西和賀町にある湖。北上(きたかみ)川の支流和賀川をせき止めてつくられた湯田ダムの人造湖で、1964年(昭和39)完成。湯田ダムは洪水調節発電灌漑(かんがい)用ダム。有効貯水量9371万立方メートル、最大出力5万3000キロワットで北上水系のダム中最大規模である。湖周辺は湯田温泉郷県立自然公園に属し、とくに紅葉季はすばらしい。湖では漕艇(そうてい)競技も行われる。JR北上線、国道107号が通じる。

[川本忠平]

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デジタル大辞泉プラス 「錦秋湖」の解説

錦秋湖

岩手県和賀郡西和賀町の北上川水系和賀川にある湯田ダムのダム湖。周辺は湯田温泉峡県立自然公園指定。夏はウインドサーフィンカヌーなどが楽しめ、秋には紅葉が美しい。2005年、財団法人水源地環境センターによりダム湖百選に選定された。

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世界大百科事典(旧版)内の錦秋湖の言及

【湯田[町]】より

…平地に乏しく,農業は米作,畜産が行われるが振るわず,兼業農家が大部分である。1965年東部の大荒沢に多目的の湯田ダム(総貯水量1万1416m3)が完成し,県内最大の人造湖錦秋湖が生まれた。和賀川一帯は湯田温泉郷県立自然公園に指定されており,先土器~弥生時代の大台野遺跡などがある。…

※「錦秋湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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