百科事典マイペディア 「鍾【よう】」の意味・わかりやすい解説 鍾【よう】【しょうよう】 中国,三国の魏の政治家,書家。字は元常。河南の人。初め後漢に仕えて侍中尚書僕射となり,魏の建国に当たっては,曹操を助けて軍功があり,太傅にまで至った。書は劉徳昇に学び,銘石書(八分の碑文),章程書(楷書(かいしょ)の公文書など),行狎書(行書の尺牘(せきとく))の3体をよくしたという。その書風は後世,鍾法と称して尊ばれた。→関連項目永字八法|三希堂法帖|祝允明|張芝 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by