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張芝 ちょうし Zhang Zhi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

張芝
ちょうし
Zhang Zhi

中国,後漢の書家。字は伯英。酒泉 (甘粛省) の人,のち弘農 (河南省) に移った。父の張渙は太常の高官に上ったが彼は終生仕官せず,書技の錬磨に努め,常に池にのぞんで書を学び,池水が黒くなったという逸事で名高い。

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デジタル大辞泉の解説

ちょう‐し〔チヤウ‐〕【張芝】

中国、後漢代の書家。酒泉(甘粛省)の人。字(あざな)は伯英。草書にすぐれていたところから草聖とよばれた。生没年未詳。

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百科事典マイペディアの解説

張芝【ちょうし】

中国,後漢の書家。字は伯英。生没年不詳。太常の官に上った名士張奐の子として生まれ,幼時から学問に励んだが,終生仕官せず,書の修練を積んで,特に草書をよくした。鍾【よう】(しょうよう)・王羲之とともに,古今の三筆の一人。
→関連項目永字八法

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうし【張芝 Zhāng Zhī】

中国,後漢末の書家。生没年不明。字は伯英。酒泉(甘粛省)の人。〈筆を下せば必ず楷則を為す〉たぐいまれな素質の持主,書の天才であった。そのうえ涙ぐましいほど激しい修練をつみ,〈池に臨んで書を学ぶ〉ために池の水が真っ黒になったという。書の典型と仰いだのは崔瑗(さいえん)と杜度の法であった。とくに草書をよくして草聖と称され,魏の鍾繇(しようよう),晋の王羲之(おうぎし)とともに,いつの時代にも最高位に評価されている。

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大辞林 第三版の解説

ちょうし【張芝】

中国、後漢の書家。草書に巧みで、草聖と称された。生没年未詳。

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世界大百科事典内の張芝の言及

【紙】より


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 後漢から三国魏にかけ蔡侯紙の名は有名であるが,後漢末には製紙の名手として左伯が知られる。後漢末の趙岐の《三輔決録》に韋誕(179‐253)の上奏文を引いているが,すぐれた書家である以上,張芝の筆,左伯の紙,それに韋誕の墨を使用してはじめて立派な字が書けると述べている。左伯の紙はよほど優秀なものであったとみえる。…

【書体】より

…ここでは章草が単体で書かれていたものから,しだいにつづけて書かれる筆勢をもつようになった書体をいうもので,すべての字を連綿したものをとくに連綿草といい,晋の王献之がその始祖という。後漢の張芝が草聖と称されているが,《淳化閣帖》に伝わる彼の書が縦横に大きく動いて書かれているのをみると,ある広さをもった紙などに書かれたものであることがわかり,草書の生成と紙の発明は縁の深いことが考えられる。 平仮名は,日本語を表記するのに漢字の音を使用して,一字一音とする表音文字として作られた。…

【書論】より

…南朝から唐代前半期までは,個々の書家を〈天然〉と〈工夫〉という二つの規準に照らして,あるいは書体別にその巧拙を比較して格づけする品第法と,個々の書風の特性を自然や人物にたとえて論評する比況法が盛んに行われた。多くの書家の中から,後漢の張芝,魏の鍾繇(しようよう),東晋の王羲之,さらにその子王献之が古今の四傑として最も高い評価を得,こうして伝統派の書論の基礎が築かれた。 唐代には孫過庭の《書譜》や張懐瓘の《書断》など,伝統派の書論を集大成した力作も現れたが,反面,書法を秘訣として子孫に伝える傾向が生じ,そのための通俗な伝授書も多く作られた。…

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