鍾愛(読み)しょうあい

精選版 日本国語大辞典 「鍾愛」の意味・読み・例文・類語

しょう‐あい【鍾愛】

〘名〙 (「鍾」はあつめる意) 大事にしてかわいがること。深く愛すること。
※十巻本和名抄(934頃)序「以其姿貌言笑毎事都雅特鍾愛焉」
古今著聞集(1254)二「彼大臣に鍾愛の女あり」 〔陳書‐江揔伝〕

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デジタル大辞泉 「鍾愛」の意味・読み・例文・類語

しょう‐あい【×鍾愛】

[名](スル)《「鍾」は集める意》たいそう好きこのむこと。大切にしてかわいがること。
「―すること大方おおかたならず」〈谷崎春琴抄

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普及版 字通 「鍾愛」の読み・字形・画数・意味

【鍾愛】しようあい

慈愛一身にあつめる。特にかわいがる。〔宋書、武三王、江夏文献王義恭伝〕幼にして穎(めいえい)、顏美麗、高劉裕)の特に鍾愛するぶこと(な)きなり。

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