

(ふくろ)(初文は東)の底におもりをつけた形。もと重量・容量をはかる意。〔説文〕十四上に「酒
なり」という。〔左伝、昭三年〕に、斉の器量に豆・區(区)(おう)・釜・鍾があるといい、その斉量の遺品に釜と称する青銅器があり、穀量をはかるのに用いた。〔列子、楊朱〕に「酒千鍾を聚む」、また〔孔叢子、中、儒服〕に「堯
は千鍾、孔子は百
」というのは、その酒量をいう。〔詩、小雅、鼓鍾〕は鼓鐘の意。列国期の楚・
(ちゆ)の器には
を鍾に作り、漢碑にもなおその例がある。
立〕鍾 ウゴク・ツキカネ・アツム・ツラナル・カネ・モタヒ・アク・アタル・オホカネ/鐘 ツク・サカヅキ・ウツ
(鐘)tjiongは同声。重diongは
(ふくろ)で重さをはかる意。
(童)dongは目の上に入墨した奴隷をいう字であるから、
は鍾に作るのが本字。ただ重・
の形や声が近く、通用の字となった。
▶・鍾
▶・鍾鼓▶・鍾聚▶・鍾情▶・鍾
▶・鍾藤▶・鍾乳▶・鍾念▶・鍾釜▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...