五条大橋(読み)ゴジョウオオハシ

百科事典マイペディアの解説

五条大橋【ごじょうおおはし】

京都の鴨川(賀茂川)に架かる橋。五条通にあるためこの名があるが,現在の五条通はかつての六条坊門小路にあたり,伝説にいう牛若丸弁慶の出会いの橋である中世までの五条橋は現在の松原通(旧五条大路)に架かっていた(現松原橋あたり)。通名の変更と橋の移設は,1589年の方広(ほうこう)寺大仏殿の造営に際して豊臣秀吉が命じたものという。旧五条橋は清水(きよみず)寺参詣路にあたるため清水橋ともよばれ,破損修理が清水寺の僧侶の勧進(かんじん)によって行われていたため勧進橋の称もあった。12世紀前半には既に架橋されており,《梁塵秘抄》には石橋として歌われている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごじょうおおはし【五条大橋】

京都,鴨川の五条通(1589年以前は松原通)にかかる橋。古くは清水寺への参詣路であったため清水橋とも呼ばれ,《百錬抄》保延5年(1139)6月25日条に〈清水寺橋供養也〉とみえる。また架橋費用を清水寺僧侶が勧進してまわったことから勧進橋の名もある。1408年(応永15)には慈恩なる者が浄財を提供,翌年春,長さ86丈余,幅24尺余の橋を完成させたともみえる(《本朝高僧伝》)。1589年(天正17),方広寺大仏殿造営に際し現在地(旧,六条坊門,現,五条通)に移転。

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大辞林 第三版の解説

ごじょうおおはし【五条大橋】

京都市、五条通りが賀茂川を横切る地点にかかる橋。牛若丸と弁慶の伝説で有名。現在の橋は1959年(昭和34)架け替えた鉄筋の橋。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ごじょう‐おおはし ゴデウおほはし【五条大橋】

京都市下京区東山区との境を流れる鴨川にかかる橋。平安京の六条坊門大路にあたる五条通りが通じる。五条の橋。

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