日本歴史地名大系 「鐘釣山」の解説 鐘釣山かねつりやま 富山県:総論黒部峡谷鐘釣山黒部峡谷の宇奈月(うなづき)町鐘釣温泉付近に屹立する。石灰岩質で、釣鐘の形状をした奇峰。黒部川左岸の峰を西鐘釣山、右岸の峰を東鐘釣山という。標高約七〇〇メートル。鐘釣温泉は左岸から湧出し、もとは西鐘釣温泉と称した。同温泉は文化(一八〇四―一八)初年から絵図に記載されているが、開湯は文政二年(一八一九)で、栃山(とちやま)村(現宇奈月町)孫右衛門の願いによって開くことを許されたという(同七年「御尋品々書上申帳」高樹文庫)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by