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鑿井機械 さくせいきかいwell-drilling machine

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鑿井機械
さくせいきかい
well-drilling machine

水,温泉,石油,天然ガスなどの井戸掘り機械。浅井戸は人力でも掘れるが,深井戸は機械が必要になる。掘削法は,ビットの自重落下で岩石を打ち砕く綱掘りと,ビットの回転で岩石を切り砕くロータリー掘りがある。前者は昔からあり,日本では上総 (かずさ) 掘りといって,竹の弾力を利用してロープでビットに上下運動を与える方法があり,昭和初期まで新潟,秋田の油田で使われた。しかし深さは 400m程度まで。掘削速度も遅く,今日工業的には使用が少い。しかし小規模で経費も安いので,温泉源や掘抜き井戸の掘削にはいまも使われる。ロータリー掘りは新式で,ドリルパイプ超硬合金などの硬質ビットに回転を与え,岩屑はパイプから送る泥水で管外に排出する。掘削径通常 10~20cm,速度は岩質によるがだいたい1日 30~80m,深さは数千mも可能である。設備は大規模となり費用もかかるが,深井戸では結局経済的で今日の工業的鑿井はほとんどこの方法による。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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