デジタル大辞泉 「新式」の意味・読み・例文・類語 しん‐しき【新式】 [名・形動]1 新たな形式。新しい方式。⇔旧式。2 型・デザインなどや、考え方・行動のしかたが新しいこと。また、そのさま。「新式の車両」⇔旧式。「野々宮君のような―な学者が」〈漱石・三四郎〉3 連歌や俳諧で、新しく定められた式目。特に、連歌の本式に対する称で、時代によって増補された式目をよぶ。[類語]新型・新しい・新あらた・新規・新さら・新調・新来・新手あらて・最新・真新しい・目新しい・耳新しい・斬新・新奇・現代的・先端的・最新鋭・最先端・真っ新・新機軸・一生面・初耳・新説・出来立て・ほやほや・ニュー・モダン・アップツーデート・ナウ・ナウい・ヒップ・トレンディー 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「新式」の意味・読み・例文・類語 しん‐しき【新式】 〘 名詞 〙① 新しい法式。新たに定めた規則。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔北史‐周高祖本紀〕② 形、デザイン、作り方、また、考え方や行動のしかたなどの新しい様式。新しい形式。[初出の実例]「新式の海老茶袴の令嬢」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉一五)「夫が新式(シンシキ)の歩行方か」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)③ 連歌・俳諧で、本式目(ほんしきもく)に対して、新しく定められた式目をいう。「応安新式」の類。本式に対していう語。[初出の実例]「当時も本式新式などいひて、かたがたにわかれ、所々に集会す」(出典:僻連抄(1345)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例