長安本郷(読み)ながやすほんごう

日本歴史地名大系 「長安本郷」の解説

長安本郷
ながやすほんごう

[現在地名]弥栄村長安本郷

長安川に沿い、広義の長安村のほぼ中央に位置。中世永安ながやす別符のうちで、その中核を占めたとみられる。延慶三年(一三一〇)一一月三日の尼良円譲状案(吉川家文書)によれば、永安兼祐の後家良円が弥二郎(永安兼貞)に「なかやすのほんかう」などを譲っている。近世には古高二二〇余石、寛永一四年(一六三七)の検地高四一二石余(明治四年万手鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android