長草村(読み)ながくさむら

日本歴史地名大系 「長草村」の解説

長草村
ながくさむら

[現在地名]大府市長草町

北から南に流れる鞍流瀬くらながせ川を境に東は追分おいわけ村・大符おおぶ村に接する。「寛文覚書」によれば、概高六九三石二斗余で、田方三四町八反余・畑方四町三反余、ほかに二七石余の新田二ヵ所と、八二石余の新田がある。家数八三・人数四四七、大通行には鳴海なるみ宿(現名古屋市)へ人馬役を勤め、上洛や朝鮮人来朝の時にも人足や馬を負担するという。「徇行記」には「西山ヤシキ・向ヤシキ・下ヤシキ・五ツヤ新田・平手新田ト五区ニ分レリ」と集落が分れていた。


長草村
ながくさむら

[現在地名]豊川市長草町

三蔵子さんぞうご村の北、樽井たるい村と六角ろつかく村の間にある。「豊川村誌」に慶長元年(一五九六)頃より明治に至るまで新城藩菅沼氏領とある。素盞嗚すさのお神社には、天文二〇年(一五五一)一二月吉日銘の棟札がある。「豊川村誌」に「例年祭式トシテ走馬アリ。平年ハ馬数十二頭ニシテ十二回、閏年ハ十三頭ニシテ十三回往復スルヲ例トセリ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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