長谷川栄一(読み)ハセガワ エイイチ

20世紀日本人名事典 「長谷川栄一」の解説

長谷川 栄一
ハセガワ エイイチ

昭和期の劇場経営者 御園座会長;名古屋邦楽協会会長。



生年
明治43(1910)年5月25日

没年
平成4(1992)年6月4日

出生地
愛知県名古屋市西区小船町(現・幅下)

学歴〔年〕
名古屋高商(現・名古屋大学)〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和34年〕,ポールハリスフェロー賞〔昭和48年〕,藍綬褒章〔昭和52年〕,フランス勲一等社会功労ピュブリック勲章〔昭和53年〕,愛知県知事表彰〔昭和53年〕,勲二等大十字王冠功労ベルギースペイン勲章〔昭和54年〕,一等十字国際外交交流学士勲章名誉剣付三等メリットフランコブロタニック勲章〔昭和55年〕,勲三等オスビタリエ・ドゥ・ノートルダム功労勲章フランス・シュバリエ・ドゥ・サンバアキユス騎士十字章〔昭和56年〕

経歴
祖父は御園座創立者の長谷川太兵衛。昭和7年東陽倉庫に入社。14年応召して満州に渡る。21年復員後、御園座を復興、22年常務、25年専務を経て、36年社長、58年会長。この間、名古屋舞踊協会理事、名古屋邦楽協会会長、日本演劇興業協会会長なども務めた。著書に芸話「抱きとんぼ」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川栄一」の解説

長谷川栄一 はせがわ-えいいち

1910-1992 昭和時代後期の劇場経営者。
明治43年5月25日生まれ。長谷川太兵衛の孫。昭和21年祖父が名古屋市に創立した劇場御園座(みそのざ)の支配人となり,36年社長,58年会長。焼失した劇場を御園座会館として38年再建し,歌舞伎顔見世興行を実現した。平成4年6月4日死去。82歳。愛知県出身。名古屋高商(現名大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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