長谷川良夫(読み)ハセガワ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「長谷川良夫」の解説

長谷川 良夫
ハセガワ ヨシオ

昭和期の作曲家 東京芸術大学名誉教授



生年
明治40(1907)年12月22日

没年
昭和56(1981)年5月6日

出身地
東京

学歴〔年〕
東京音楽学校師範科〔昭和6年〕卒

主な受賞名〔年〕
イタリア放送協会賞〔昭和32年〕「瓶の中の世界」

経歴
中学時代に奏楽堂での演奏を聴き、音楽を志す。ビクター編曲合唱団の指導を行い、昭和12年宝塚歌劇団作曲部に入る。13年ヨーロッパに渡り、ベルリンオペラの仕事を学ぶ。帰国後宝塚を退職、東京に戻り、21年東京音楽学校教授に就任。代表作は、古代日本を近代人の知性で捕らえた歌曲「万葉抄」、憲法発布記念祝典のための交声曲「大いなる朝」、イタリア放送協会賞受賞作「瓶の中の世界」など。また著書に「作曲法教程」「大和声学教程」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川良夫」の解説

長谷川良夫 はせがわ-よしお

1907-1981 昭和時代の作曲家。
明治40年12月22日生まれ。信時(のぶとき)潔,プリングスハイムに師事。宝塚歌劇団作曲部などをへて,昭和21年母校東京音楽学校(現東京芸大)の教授となる。32年「瓶の中の世界」でイタリア放送協会賞。昭和56年5月6日死去。73歳。東京出身。作品に歌曲「万葉抄」,「管弦楽のためのバラード」など。著作に「作曲法教程」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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