長長しい(読み)ナガナガシイ

デジタル大辞泉 「長長しい」の意味・読み・例文・類語

ながなが‐し・い【長長しい/永永しい】

[形][文]ながなが・し[シク]きわめて長い。いやになるほど長い。「―・い前置き
[派生]ながながしげ[形動]ながながしさ[名]
[類語]冗長長たらしい冗漫便便長長蜿蜒えんえん長蛇の列

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精選版 日本国語大辞典 「長長しい」の意味・読み・例文・類語

ながなが‐し・い【長長・永永】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ながなが〘 形容詞シク活用 〙 非常に長い。とてもながい。また、非常に長く時間がたっている。はなはだ久しい。
    1. [初出の実例]「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長永(ながながし)夜を独りかも寝む」(出典万葉集(8C後)一一・二八〇二(或本歌))
    2. 「かくて御まゐりは、北の方添ひ給ふべきを、常にながながしうえ添ひ侍ひ給はじ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)藤裏葉)

長長しいの補助注記

挙例の「万葉集」の「ながながし」は「~しき」という連体形が確立する以前に行なわれた語幹による連体法。

長長しいの派生語

ながながし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

長長しいの派生語

ながながし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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