長長(読み)おさおさし

精選版 日本国語大辞典 「長長」の意味・読み・例文・類語

おさおさ‐をさをさ‥【長長】

〘形シク〙 (「長(おさ)」を重ねて形容詞化したもの) すぐれている。しっかりしている。落ち着いている。大人びている。整っている。
書紀(720)推古即位前(北野本訓)「幼(わか)くましますときに額田部皇女と曰す。姿色(みかほ)端麗(きらきら)しく、進上(みふるまひ)軌制(ヲサヲサシ)
伊勢物語(10C前)一〇七「されど若ければ、文もおさおさしからず、ことばもいひ知らず」
おさおさし‐げ
〘形動〙
おさおさし‐さ
〘名〙

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デジタル大辞泉 「長長」の意味・読み・例文・類語

なが‐なが【長長/永永】

[副]きわめて長いさま。いかにも長いさま。「―(と)講釈を垂れる」「―(と)お世話になりました」「ソファーに―(と)横たわる」
[類語]長たらしい冗長冗漫長長しい便便蜿蜒えんえん長蛇の列綿綿縷縷続続延延脈脈続けざま立て続けぶっ続け連綿次次相次いでじゃんじゃんどしどしきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早畳み掛けるしょっちゅうのべつ不断常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐずるずるべったりのべつ幕無し元元元来本来大体どだい自体そもそも元より根っから何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで今まで従来年来旧来これまで在来従前古来かねがねかねて常常つねづね間断かんだん前前まえまえ生まれつき生来

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