デジタル大辞泉 「閉塞性分娩」の意味・読み・例文・類語 へいそくせい‐ぶんべん【閉塞性分×娩】 児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣けいちつ分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良などにより、骨盤が十分に発達していない状態で妊娠した場合などに起こる。帝王切開など適切な処置が受けられない場合、分娩が24時間から1週間以上続き、その間、胎児の頭部が母体の骨盤を圧迫し、膀胱ぼうこう・膣・直腸などへの血流が遮断されるため、母体に瘻孔ろうこうが形成され、障害が残ることが多い。胎児は死産となる。また、妊産婦の死亡の原因ともなる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例