開かれた社会(読み)ひらかれたしゃかい(その他表記)open society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開かれた社会」の意味・わかりやすい解説

開かれた社会
ひらかれたしゃかい
open society

C.R.ポッパーが『開かれた社会とその敵』で用いた言葉。 H.ベルグソンが『道徳と宗教の二源泉』において用いた閉じた社会に対する開いた社会の概念を修正したもの。ベルグソンは理念的であったのに対し,ポッパーは現実に即して論じている。「自由社会」と同義語で使われることも多いが,厳密にはすべてが批判に対して開かれている社会をさす。すなわち,何らかの立場のドグマ化を許さず,批判的議論によって知識と社会の発展が非暴力的な改善によってなしとげられる社会である。

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