開院(読み)カイイン

デジタル大辞泉 「開院」の意味・読み・例文・類語

かい‐いん〔‐ヰン〕【開院】

[名](スル)
もと帝国議会が開かれること。⇔閉院
病院など「院」と名のつく施設機関を新設すること。また、そのような施設が新たに業務を始めること。⇔閉院
病院などが、その日の業務を始めること。⇔閉院

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精選版 日本国語大辞典 「開院」の意味・読み・例文・類語

かい‐いん‥ヰン【開院】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国会が開かれること。始まること。
    1. [初出の実例]「英国の制、年に両度議院を開て政事を議す。喩は春正月に開院し」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三〇)
  3. 病院など「院」の名称を持つ機関を開くこと、開業すること。その日の業務を開始する場合と、新たにそれらの施設を作って、一般に利用させ始める場合とがある。
    1. [初出の実例]「楡脳病科病院の新院は、開院まもなく不祥事を続出させた」(出典:楡家の人びと(1964)〈北杜夫〉二)

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