精選版 日本国語大辞典 「間引」の意味・読み・例文・類語
ま‐びき【間引】
〘名〙
② 口べらしのため、生まれたばかりの子を殺すこと。
※近世畸人伝(1790)二「貧民子あまたあるものは後に産せる子を殺す。是を間曳といひならひて」
③ 間隔をあけること。あいだをはぶくこと。
④ 「まびきな(間引菜)」の略。
※雑俳・名付親(1814)「きも出して・間引一文直切る嫁」
ま‐び・く【間引】
〘他カ五(四)〙
② 子どもが多くて、養育できないときなどに、親が生まれたばかりの子を殺す。
※俳諧・千代見草(1692)「間殺(まビク)子は鳥の巣守りの徒むす子」
③ 一般に、間をあける。間隔をおく。
※咄本・正直咄大鑑(1687)黒「かかもあまりにくたびれて、〈略〉ときどきはまびかしゃれ」
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