間擦性湿疹ともいい、おもに乳幼児や肥満者にみられ、糖尿病患者にも生ずる。乳幼児では頸部(けいぶ)をはじめ、肘(ひじ)のくぼみ(肘窩(ちゅうか)部)や膝(ひざ)のくぼみ(膝窩(しっか)部)あるいは陰股(いんこ)部に好発し、肥満者とくに女性ではこれらのほかに垂れ下がった乳房の下面、糖尿病者ではとくに陰股部の皮膚が擦れ合う部分に発汗、摩擦が加わって生じやすくなる。最初に紅斑(こうはん)や丘疹(きゅうしん)がみられ、のちにこれらが融合して一面が赤くなり、表面が軽度に湿潤する。俗にいう「股(また)ずれ」も股にできた間擦性湿疹のことである。皮膚の擦れ合うところでは、汗そのものによる刺激や、汗による皮膚のバリアー機能の低下が生じる。さらに汗が分解して皮膚表面の酸性外套膜(がいとうまく)が中和され、細菌が二次的に増殖して、その菌体または産生物が刺激的に作用し、湿疹が生ずると考えられている。抗生剤含有ステロイド軟膏(なんこう)を塗布する。
[伊崎正勝・伊崎誠一]
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