関孫六(読み)セキノマゴロク

精選版 日本国語大辞典 「関孫六」の意味・読み・例文・類語

せき‐の‐まごろく【関孫六】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 美濃国(岐阜県)の刀工孫六兼元、また、その後継者の鍛えた刀剣。室町後期から江戸時代まで数代にわたり、はじめ美濃国赤坂、のち同国関で作刀された。三本杉と呼ばれる刃文に特色があり、業物(わざもの)として有名。
    1. [初出の実例]「胸をおさへさすってもこらへられぬ堪忍ならぬ。心もせきにせきの孫六一尺七寸ぬきはなし」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)
  2. [ 2 ] 加賀前田家伝来の小堀遠州作の茶杓の名。節上の三本の波状紋を、[ 一 ]の関孫六の「三本杉」に見立てたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む