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兼元 カネモト

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デジタル大辞泉の解説

かね‐もと【兼元】

関孫六(せきのまごろく)

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百科事典マイペディアの解説

兼元【かねもと】

美濃赤坂在住の刀工。室町〜江戸時代にかけて,同名が数代あるが,2世の孫六兼元が有名。三本杉と称する〈互の目(ぐのめ)乱れ〉の刃文(はもん)を得意とし,作風は後の新刀鍛冶(かじ)に影響を与えた。

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朝日日本歴史人物事典の解説

兼元

生年:生没年不詳
室町末期の美濃(岐阜県)の刀工。美濃には同名の刀工が何人かいるが,赤坂(大垣市)に住した2代目兼元で俗に関の孫六呼ばれるものが特に有名である。孫六兼元は最上大業物,すなわち切れ味がもっとも優れるものとして,江戸時代の刀剣書のほとんどに掲げられており,同時代の和泉守兼定と共に美濃鍛冶を代表する。作品は63cmほどの寸の短い打刀が多く,短刀もあり,大永(1521~28),享禄(1528~32)の年紀作がある。作風は三本杉と呼ばれる尖った互の目乱が連れる独特の刃文に特徴をみせる。代表作には徳川家康の臣青木一重姉川の戦(1570)で,朝倉方の真柄十郎を切った「青木兼元」,黒田家の「大仙兼元」などがある。<参考文献>得能一男『美濃刀大鑑』

(原田一敏)

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世界大百科事典 第2版の解説

かねもと【兼元】

美濃国の刀鍛冶。兼元を名のる刀工は室町中期から江戸時代にかけて数代,数工いるが,最も著名なのは関の孫六といわれる室町末期の大永・享禄(1521‐32)ころの2代目兼元である。一般に室町末期の美濃刀を末関物(すえせきもの)と称すが,これは武儀郡関(現,岐阜県関市)を中心に作刀されていたからであり,関の孫六の俗称もこれによる。しかし孫六兼元には〈濃州赤坂住兼元作〉と刻んだ作が現存し,実際には,不破郡赤坂に住していたことが知られる。

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大辞林 第三版の解説

かねもと【兼元】

室町中期、美濃の刀工。本名孫六。初代兼元の子。美濃、赤坂に住し(美濃、関に住んだ兼元は別人)、俗に関孫六と呼ばれる。兼定と並ぶ美濃刀工の代表者。

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世界大百科事典内の兼元の言及

【関物】より

…関市春日神社にある関鍛冶の系譜を記した《関鍛冶七流之事》には金重の子金行の娘に大和手搔包永(てがいかねなが)を養子に迎え,その子兼光の子孫が善定兼吉,三阿弥兼高,奈良兼常,得印兼久,徳永兼宣,良賢兼舟,室屋兼在と7派に分かれてそれぞれ一流派をなしたとしている。室町中期以降はこの関を中心に蜂屋に兼貞,赤坂に兼元,清水に兼定らの名工がおり,これらを包含して末関物と称している。室町末期における関は備前とともに二大生産地として大いに栄え,刀工の数からは備前をしのぐものであった。…

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