関本神社(読み)せきもとじんじや

日本歴史地名大系 「関本神社」の解説

関本神社
せきもとじんじや

[現在地名]関城町関本上

祭神は保食命・大日貴命・武甕槌命。旧村社。社伝によれば、桓武天皇の時代に山城国伏見稲荷を勧請し沖里おきざと(現在地不明)に建立されたが、鬼怒きぬ川の水害を避けてこの地に移されたといい、承平・天慶の乱の時、藤原秀郷・平貞盛らが平将門追討の戦勝を祈願し、社頭に白羽の矢を献じたという。中世には結城氏が崇敬し、元亀元年(一五七〇)には結城晴朝が太刀一振を献じたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android