関税政策(読み)カンゼイセイサク(その他表記)tariff policy

デジタル大辞泉 「関税政策」の意味・読み・例文・類語

かんぜい‐せいさく〔クワンゼイ‐〕【関税政策】

関税制度に関する一国政策関税自主権に基づき、国内産業の保護・育成、財政収入、国民生活、対外関係などを考慮して決定される。

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精選版 日本国語大辞典 「関税政策」の意味・読み・例文・類語

かんぜい‐せいさくクヮンゼイ‥【関税政策】

  1. 〘 名詞 〙 関税制度に関する国の政策。関税自主権に基づいて、自国産業の保護あるいは発展、国の財政収支、国民生活などを考慮して決定される。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関税政策」の意味・わかりやすい解説

関税政策
かんぜいせいさく
tariff policy

関税を利用してさまざまな経済目的を達成しようという政策。目的としては国内産業の保護,財政収入の確保国際収支改善などがあげられ,また政策の効果としては,輸入抑制効果 (国内産業保護効果) ,輸入競合産業と輸出産業との間の資源配分および所得に与える効果,国民所得に与える効果などが指摘できる。貿易政策の主要な部分を占め,関税政策の理論貿易理論の中心的テーマとなってきた。

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