関鑰(読み)カンヤク

デジタル大辞泉 「関鑰」の意味・読み・例文・類語

かん‐やく〔クワン‐〕【関×鑰/関×鎰】

門のかんぬきと鍵。門戸の戸締まり。
出入り要所。また、物事の重要なところ。かなめ。
「君府は実に欧亜の―世界咽喉なり」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「関鑰」の意味・読み・例文・類語

かん‐やくクヮン‥【関鑰・関鎰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かんぬきと錠。門戸のとじまり。
    1. [初出の実例]「有厨子三、皆有関鎰」(出典参天台五台山記(1072‐73)四)
    2. [その他の文献]〔墨子‐備城門〕
  3. ( 転じて ) 出入りの要所。また、物事のしまり。かなめ。枢要
    1. [初出の実例]「君府は実に欧亜の関鑰、世界の咽喉なり」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉一三)
    2. [その他の文献]〔新論‐慎言〕

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