阿多由太神社
あたゆたじんじや
[現在地名]国府町木曾垣内 牧戸
荒城川右岸にあり、祭神は大年御祖神、相殿に熊野大神・阿須波乃神を祀る。旧郷社。「延喜式」神名帳の阿多由太神社とされるが、古川町杉崎字多由太にある中宮神社に比定する説もある。現在の阿多由太神社は、かつて権現宮と称し、文化年間(一八〇四―一八)に吉田家臣の玉田常陸永辰が阿多由太神社に比定したと伝える(斐太後風土記)。「神社明細帳」に「創立年紀不詳、延喜式神名帳飛騨八座ノ一」とみえ、元禄七年(一六九四)の検地帳(木曾垣内区有文書)に「拾五間、九間、権現宮地、四畝拾五歩村抱」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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