阿波太夫節(読み)あわだゆうぶし

精選版 日本国語大辞典 「阿波太夫節」の意味・読み・例文・類語

あわだゆう‐ぶしあはダイフ‥【阿波太夫節】

  1. 古浄瑠璃曲節一つ文彌節の祖、岡本文彌高弟土佐の人、鳴戸阿波太夫(初め岡本阿波太夫、一名岡本鳴渡太夫)の始めた悲哀に満ちた独特の曲節。正徳~寛延一七一一‐五一)頃京都中心に盛んに行なわれ、のちには大坂江戸歌舞伎芝居にも移入された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android