阿部六郎(読み)アベ ロクロウ

20世紀日本人名事典 「阿部六郎」の解説

阿部 六郎
アベ ロクロウ

昭和期のドイツ文学者,文芸評論家 東京芸術大学教授:成城高校(旧制)教授。



生年
明治37(1904)年4月12日

没年
昭和32(1957)年1月7日

出生地
山形県山形市

学歴〔年〕
京都帝大独文科〔昭和2年〕卒

経歴
京大卒業後、成城高校教授となる。成城高校関係者を中心に、昭和4年「白痴群」を創刊。9年、河上徹太郎との共訳シェストフの「悲劇哲学」を翻訳刊行し、11年評論集「深淵諸相」を刊行。戦後は東京芸大教授を務めた。他の著書に「神の虚像」「虚無実存」「ドストエフスキー」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部六郎」の解説

阿部六郎 あべ-ろくろう

1904-1957 昭和時代のドイツ文学者,文芸評論家。
明治37年4月12日生まれ。阿部次郎の弟。「白痴群」の同人となり,小説「放たれたバラバ」を発表。昭和9年河上徹太郎とシェストフの「悲劇の哲学」を共訳,シェストフブームをつくる。戦後,東京芸大教授。昭和32年1月7日死去。52歳。山形県出身。京都帝大卒。評論集に「深淵の諸相」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「阿部六郎」の解説

阿部 六郎 (あべ ろくろう)

生年月日:1904年4月12日
昭和時代のドイツ文学者;文芸評論家
1957年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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