院の北面(読み)インノホクメン

デジタル大辞泉 「院の北面」の意味・読み・例文・類語

いん‐の‐ほくめん〔ヰン‐〕【院の北面】

院の御所北面警固に当たった武士白河上皇のときに創設された。北面の武士。

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精選版 日本国語大辞典 「院の北面」の意味・読み・例文・類語

いん【院】 の 北面(ほくめん)

  1. 院司の一つ。院の御所の北面に詰めて警衛し、また、院の御幸供奉(ぐぶ)し警護する。また、その職員。白河上皇の院政初期に設置された。最初は明確な職掌もなく、補任の資格も明瞭ではなかったが、次第に制度が整備され、四位、五位の諸大夫(しょだいふ)を任ずる上北面、侍を任ずる下北面に分かれた。供奉警衛は下北面の職であり、検非違使に任命されるなどして勢威をふるった。上北面は上皇の身辺雑事に携わった。

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