院の北面(読み)インノホクメン

精選版 日本国語大辞典 「院の北面」の意味・読み・例文・類語

いん【院】 の 北面(ほくめん)

  1. 院司の一つ。院の御所の北面に詰めて警衛し、また、院の御幸供奉(ぐぶ)し警護する。また、その職員。白河上皇の院政初期に設置された。最初は明確な職掌もなく、補任の資格も明瞭ではなかったが、次第に制度が整備され、四位、五位の諸大夫(しょだいふ)を任ずる上北面、侍を任ずる下北面に分かれた。供奉警衛は下北面の職であり、検非違使に任命されるなどして勢威をふるった。上北面は上皇の身辺雑事に携わった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む