精選版 日本国語大辞典 「院の庁の下文」の意味・読み・例文・類語 いん【院】 の 庁(ちょう)の下文(くだしぶみ) 院の庁が発行する文書。「院庁下」と書き出し、末尾に年月日の後に別当、判官代、主典代は必ず、その他の院司も多数連署するのが様式上の特徴。院宣(いんぜん)は院司一人が奉ずるものであって簡便であり内容も多岐にわたるが、下文は文書様式が重く、内容は院の御領、院の御願寺などに関するものが多い。[初出の実例]「今日故太政大臣後家、以二九条堂一奉二寄院御願寺一、仍被レ下二院庁下文一云々」(出典:中右記‐康和五年(1103)三月一一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例