出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…ケルススの《医学について》でも,ウテルスは胎児や下腹部の意に用い,子宮の解剖学や疾患を論ずる際には必ずウルウァといっている。ウルウァは陰門の意となって残っているが(英語vulva,フランス語vulveなど),内性器を示すウルウァがいつから外性器を表現するようになったのか不明である。日本でも江戸時代の軟文学などに女性外性器を子宮(こぶくろ)と呼ぶ例があるが,同様の混同がラテン語にも起こったのかもしれない。…
※「陰門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」